節電事例:
冷蔵庫
- 冷蔵庫には詰めすぎないようにし、無駄な開閉をせず、すみやかに閉める。また、冷蔵庫内を冷やし過ぎないように、温度を「中」または「低」にする。
- 熱い物は必ず冷ましてから入れる。
- 冷気の吹き出し口や、吹き込み口をふさがない。
- 風とおしの良い所に設置する。
- ドアパッキンをチェックする。
- ドアはしっかり閉めて、物をはさまない。
照明器具
- 不在の部屋は消灯する。こまめに消す。
- 屋外照明、門灯は、防犯、安全上の問題がなければ、消灯する。
- 照明器具に白熱電球を使用しているのであれば、電球型蛍光灯(約1/5の節電)、または、予算があれば、LED型(約1/7の節電)を検討する。
- 掃除をすれば、より明るくなります。
- なるだけ家族が1部屋に集まるようにする。
エアコン
- 暖房、または冷房を使用する前に、もう一枚厚着、またはもう一枚薄着をする。
- 夏場は、可能な限り扇風機だけで過ごしてみる。もしくは、エアコンの設定温度を目安「28℃」(目安2℃上げ)にして、扇風機を併用してみる。
- 夏場のエアコン使用目安:最大でも室温28℃以上、湿度70%以上
- 扇風機を出すといっても古い扇風機を使用しないこと。場合によっては火災の元になります。スイッチを入れてもすぐ動かなかったり、焦げ臭かったりしたら使用しないようにして下さい。
- 室外機の吹き出し口に物をふさがない。
- フィルターはこまめに掃除をする。目安としては月1、2回程度(フィルター自動掃除ロボット搭載機を除く)。
- カーテン、扇風機等をうまく活用する。
- 10年前ぐらいのエアコンを使用しているのであれば、予算があれば新しい省エネエアコンの導入を検討してみる。
- エアコンの機種によっては(最新でも安価なものは特に)除湿運転が更に消費電力を使う可能性があるため、除湿運転を控えて、冷房の節電モードの温度高めの設定にしてみる。
- エアコンの頻繁なオンオフは機種によっては消費電力を使う可能性があるため、控えて下さい。
- 風量を弱にすると、設定温度になるまで時間がかかる為、逆に消費電力を使ってしまいます。風量を強か自動にしておきましょう。
- なるだけ家族が1部屋に集まるようにする。
- 夏場のエアコンの控えすぎによる熱中症(特に高齢者)には注意して、無理のない範囲で節電してみて下さい。
- 電気カーペットは最低限の広さとし、温度は「低」とする。電気こたつの布団は厚めにし、温度は「低」とする。使用しないときは電源をオフとする。
洗濯機
- 洗濯は可能な限りまとめ、洗濯機の利用回数を削減する。ただし、逆に詰め込み過ぎは衣類の回りが悪くなり、消費電力が悪くなります。
- 洗濯物は乾燥機を極力使わず、天日、または部屋干し用洗剤があれば、部屋干しをする。
- 可能であれば、洗濯機をタイマー設定を行ない、早朝や深夜に回すようにする。
テレビ、オーディオ機器
- 不使用時は電源をオフにする。
- 明るさや音量を抑えると、消費電力が下がります。
- 画面を掃除すると明るくなります。
- 長時間使用しない時は、主電源をオフにするか、電源プラグを抜く。
- パソコンにテレビ機能を搭載されていて、頻繁にパソコンを使用するのであれば、テレビ自体の電源を切って、パソコンのテレビ機能で見ることにより節電になります。
パソコン
- 不使用時は電源をオフにする。
- 明るさや音量を抑えると、消費電力が下がります。
- 画面を掃除すると明るくなります。
- 長時間使用しない時は、主電源をオフにするか、電源プラグを抜く。
- 古いパソコン等は無用に電力を消費することがあります。予算があれば最新のパソコンに乗り換えてみて下さい。
- デスクトップパソコンよりは、ノートパソコンのが大幅に電力を使用しない傾向にあります。
- 高負荷なゲームや、ネットゲーム等でなるだけ放置しない。
- メモリが明らかに不足していることが多発している場合(ハードディスクランプが頻繁に点滅する時)、メモリを増設すると電力が節約できることがあります。
- 可能であれば、ハードディスクやディスプレイ等の省電力設定をしておく。また、上手にスタンバイ状態や休止状態を有効利用する。
- スクリーンセーバーが100%省エネになるとは限りません。スクリーンセーバーを黒い画面にするか、電源オプションでディスレイの電源を切る等にすると良いでしょう。特に3D系のスクリーンセーバーはアイドル時よりも消費電力を増加します。
- パソコンのオペレーティングシステム(OS)を最新版にアップグレードすることにより、アイドル時平均消費電力が減る事がMicrosoftにより公開されています。お手持ちのパソコンメーカーに問い合わせて、最新のオペレーティングシステムに乗り換えられるかどうか問い合わせて、可能な限りアップデートしましょう。ただし、オペレーティングシステムを乗り換えることにより、メモリの増設が必要な場合があります。
- Windowsパソコンで節電ソフトが内臓されていない場合、Microsoftが自動節電プログラム Fix itを公開しています。よろしければご利用になってみて下さい。
- その他Windows用節電ソフト Optimal Green(東日本復興完了まで無料配布)、Granola(英語ソフト、個人使用限定、Linux版あり) なお節電ソフトは衝突しますので、同一パソコンに複数インストールしないで下さい。なお、節電ソフトを使用すると、OSによってはCPU使用率が高くなりますが、実際にはプロセッサ(CPU)クロック周波数が低下し、節電しています。
- その他、パソコンに詳しい方へ、熱を持つパソコンのプロセッサ(CPU)から、熱を持たないパソコンのプロセッサに変えると電力が食うように見えますが、案外節電になります。また、無駄なオーバークロックは電力消費の無駄です。
インターネット・電話
- インターネットを長期間利用しない時は、ルーター、ハブ等のコンセントを抜く
- インターネット上で無用なダウンロードはなるだけ避ける。ほんのわずかではありますが、転送に電力を消費します。
- 長期間不在になる時は、電話機の子機のコンセントを抜き、留守番電話も使わないのであれば、電話機の親機のコンセントも抜く。
温水洗浄便座、暖座便座
- 便ふたの放熱をふせぐため、こまめにふたを閉める。
- 夏場、明らかに使用しない時や、長期間利用しないときは、電源プラグを抜く
- 洗浄水の温度は低めにしましょう。
掃除機
- 紙パックやフィルターをコマメにチェックする。
- 掃除機をかける前に、部屋を前もって片付けておく。
炊飯器
- 炊飯器では保温せず、冷蔵庫や冷凍庫で保存して、電子レンジで温めなおすと、大幅な節電になります。
- タイマー予約を上手に使う。
- 可能であれば、早朝にタイマー機能で1日分をまとめて炊飯し、冷蔵庫に保存し、食べる直前に電子レンジで温める。
- 長期間使わない時は、コンセントを抜く
電気ポット
- ポットに水を満タンにして沸騰させてから、電源プラグを抜いても、5、6時間程保温しなくてもそこそこの温度は保たれます。
IHコンロ
- 下温め等は可能な限り電子レンジで行なうと、大幅な節電になります。
- 水等を沸かす時は、なるだけ電気ポットからのを使用するか、電子レンジで沸かせたほうが、大幅な節電になります。
食器洗い乾燥機類
- 可能であれば使用しない。
- 食器洗い機類を、夕食分の使用を深夜や早朝にタイマー設定でシフトするだけで、かなり効果的になります。
食事
- 夏に暑い時間帯は辛いもの、熱いものを避ける。ただし、人によっては適度に温かい物を食べる必要があります。
- 夏の朝~昼にかけて、肉食、卵食、特にチーズを避ける。
- 加工品(カップめんやスナック類)の食べ過ぎも熱循環と熱放射、代謝をおかしくします。
- 植物性の食品を積極的に取り入れる。
- 子供には野菜のてんぷらや大豆たんぱくのから揚げ等も大丈夫です。
衣服、アイロン
- アイロンの余熱を上手に使用する。
- 形状記憶シャツ等を用いて、アイロンを使用しない衣服を購入してみる。
- 夏場は吸湿性の高い下着を着用してみるとよいでしょう。その他、帽子等も着用してみたりする。
女性等のロングヘヤーの方へ
- ショートヘヤーにすると、体感温度も下がり、お風呂後のドライヤーの使用時間が大幅に短くなり節電になります。
- どうしてもショートヘヤーにしたくない方は、ドライヤーの使用時間を夜10時以降にする等使用時間帯をシフトしてみて下さい。
男性等のヘヤースタイルについて
- 本当に可能であれば、ボウズにしてみたり、いつもよりも短めにカットしてもらう。
- その他、ヘヤースタイルを立たせるようにすることにより、夏場の暑さが解消しますが、ドライヤーが毎朝必要になってしまいます。可能な限り朝早めにドライヤーを使用してみて下さい。
その他、待機時消費電力
- 電気ポットなど長時間使用しないときは、コンセントを抜く。
- エアコンを明らかに使わない時期は、コンセントを抜く。
- オーディオ機器等の待避電力を使用するものも長期間使用しようしないときは、コンセントを抜く
- ガス給湯器に電気が使われている場合も長時間使用しない時は、コンセントを抜く
鉄道について
- ICカード(SuICA、Pasmo等)対応であれば、ICカードを購入し(約500円)適度にまとめてチャージをしておき、各乗車における切符の購入をなるだけ控える。なお、首都圏においては、ICカードを用いることでバスがお得になるサービスがあります。
- JR東日本においては新幹線、特急以外は、全車弱冷房設定で空調が設定される為、可能な限り薄着をする。
- JR東日本首都圏エリアにおいては、6月24日~9月22日の平日の概ね12時~15時の運行本数を最大60%に削減するとのこと。
夏を快適に節電するには
- 緑のカーテン、いわゆる窓の外側に植物等を育てる。ゴーヤや朝顔などのつる植物を植えると、暑くなる時期に生長して日陰をつくり、日射を遮る効果が生まれます。また植物はそれ自体が水分を含んでいるため、その蒸散による気化熱の効果(水分が蒸発する際に周囲から熱を奪う効果)も期待できます。
- すだれ、よしず、カーテン、ブラインドを設置して、日射を遮ることができます。窓の外側に設置する、すだれ、よしずは、室外で日射を遮り、室内への熱の侵入を防ぐため、より効果的です。
- 朝、夕方にバルコニーや庭にためた雨水やお風呂の残り水などで打ち水をする。
- ゴザや籐を利用する
- 遮熱フィルムを窓に貼る
- 衣類の素材や寝具を工夫してみたりする。
- 帽子や日傘を使う。このことによって、体感温度を下げることができ、家に戻った時のエアコン設定温度を高めに設定できます。
節電時間目安帯
- 夏場:9時~19時
- 冬場:5時~10時、17時~22時
更に予算がある方は
- 屋根等にソーラーパネルを設置すれば、国、都道府県、また場合によっては市区町村から補助金がもらえ、電力会社に売ることによって場合によっては電気料金が黒字になることがあります。
- 屋上を緑化すれば補助金がもらえ、かつ、室温を最大5℃程度下げることができることにより、夏場の節電に大幅につながります。
- プロパンガス等以外のガス供給であれば、ガス発電を導入することにより、電力会社に対して大幅な節電ができ、初期投資はかかるものの、月額の光熱費の平均予算が多少抑えられます。
- 冬場向けに床暖房をガス床暖房に設置しなおす事より、大幅な節電になり、初期投資はかかるものの、月額の光熱費の平均予算が多少抑えられます。
参考にしたソース
- 東京電力、東北電力
- パナソニック
- News Every (日テレ)
- レディース4 (テレビ東京)
- ミヤネ屋 (読売テレビ)
- その他、一部私の経験、及び会話等により
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